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快適な住まいを造るには – 04/07

快適な住まいに近づける条件
1. 「断熱材」や「サッシ」、しっかりした物を使う。
(部屋中に造った暖かい空気や涼しい空気を外に逃がさないため)

ゆく川の流れは絶えずして、もとの水にあらず。

部屋の中は、さまざまなもの・記憶が流れ通り過ぎていきます。
前回、快適な住まいに近づけるため「断熱材」にどんな仕事をしてもらうかを書きました。
今回は「窓」 = 「サッシ(玄関ドア含む)のお話です。

まず、住まいの「窓」の役割をあげると
1. 採光 (生活に必要な光を得ること)
2. 通風 (結果、換気の働きをする)
3.眺望 (外との関係性を保つこと)
4.(機能として) 防犯・断熱・気密性能 などでしょうか。


サッシの移り変わりを簡単に見ると「アルミ材」をフレームにし、ガラスは3~4mmの1枚ものから(冬、結露もひどかったですよね)、今では外内とも「樹脂」 + 複層ガラス(上 photo)、さらにはガラスが「3層構造」の時代になってきました。窓は採光や眺望には無くてはならないものですが、「暖かさ」や「涼しさ」を保とうとするとちょっと厄介なもの。 しっかり考えておく必要があります。冬の日中、ガラス越しに「日差し」を受けると体が「ホッコリ」したり床が暖かくなったり、片や夏の西陽は部屋が暑くなりうんざりした経験をお持ちの方は多いと思います。このように窓自身は、「暖かさ」や「涼しさ」の出入りが壁以上に頻繫に起こるところ。「窓」 = 「サッシ」も「断熱材」と同じように「せき止める力」のある製品を使うことが必須になるのです。

終わる前に、研修でもよく出る話。
・断熱材の入った壁面 1㎡と窓 1㎡ を比べると、窓から「暖かさ」や「涼しさ」が6~10倍も多く逃げるんだょ。
・冬の「日差し」は取入れて「暖房」に有効利用し、夏の「日差し」は「遮る」のが鉄則だよねぇ。

さてさて、前回と今回「快適な住まいに近づける条件」の中心部分を書きましたが、「しっかりした物を使う」と言っても曖昧さを感じますよね。
でも今は「断熱材」の性格、「サッシ」の性格が「数値化」されていて色々な計算が可能です。
こんな裏付があること(= 根拠)を知って頂き、「どんな暮らしをしたいか」の助けになれば良いかと思います。 Thank you !
指田建設 Kazuri