快適な住まいを造るには – 05/07
「快適な住まいに近づける条件」
2. 住まい全体の「すきま風」を限りなく = 0 にすること。
(空気の入れ替えを正しく行うため)
これまでに「快適な住まいに近づける条件」として、エアコンなどで室内に作った「暖かさ」や「涼しさ」を無駄にしないため、「断熱材」や「サッシ」にしっかり仕事をしてほしい事を書きました。今回はこの仕事を確実なものするために、住まい全体の「すきま(風)を限りなく = 0 にすること」についてお話します。
まず「すきま風」の話です。
以前、仲間と寒い日に居酒屋の座敷で飲食していたとき何か腰もとが「スースー」するんですよね。良く見ると畳の隅にわずかな「すきま」があり、手をかざすとかなりの勢いで風を感じました。これが「すきま風」ですよね。
(上の写真は嵐のようですが)普段何気なく感じている風も、ある程度強さで建物に当たると「すきま」を通し室内の空気が入れ替わってしまう事が分かっています。この状態を放置しておくことは、せっかく作った室内の「暖かさ」や「涼しさ」が知らず 〃 のうちに逃げていってしまうことを意味します。これ!本当にモッタイナイことです。別な言い方をすると「エアコンを運転しても空気が出てってしまうのでなかなかその温度にならない」とも言えます。
では、どうしたら良いのか。
(かくし味を活かすために)手間ひまを掛けて、怪しい部分は徹底してフサグしかないのです。
そして目にも見えないのですから機械を使い計測するしかないのです。
普段「すきま」や「すきま風」なんて気にしないですよね。でもこんな住まいを提供したい方は、こだわっているものなのです。
今回は、ここまでです。 Thank you !
指田建設 Kazuri