快適な住まいを造るには – 07/07(Fine)
6回にわたり「快適な住まいを造るには」をテーマに書かせて頂きました。出来るだけ広い視野で書いたつもりですが、僅かでも「とっかかり」になれば幸いです。
ここで今回の「おさらい」。
・しっかりした「断熱材」と「サッシ」(床・壁・天井に)を使えば「暖かい空気」・「涼しい空気」を省エネ的に造れるよ。
・でも、「すきま」がたくさんあると「せっかく作った空気」が知らず 〃 逃げ出しちゃうよ。
・そう!「すきま」を = 0 にする事で、「空気」がいうことをきいてくれる「換気」が出来るよ。 の3点でした。
これを机上の計画・検討と現場の施工性がマッチすれば「快適な住まい」に近づくのは確かです。
(快適な住まいを提供するために・・・・・。)
また二次的な効果として、「住まい」全体を「ポット」 or 「保冷庫」のようにするので、住まい全体に「暖かさ」と「涼しさ」をため込む効果も生まれ、「省エネ性」も向上する流れになっていきます。また家内がほぼ均一な温度になるので「住まいを小さく造り、大きく使える」事にもなりますね。
ただ「快適感」は人それぞれ、計画段階でこの住宅の「メリット」・「一般住宅との違い」・「メンテナンスの仕方」など皆で共有しておくことも必要です。
この内容は、「断熱改修・リフォーム」などにも応用できるものです。
「新築」の際、長いスパン「快適さ」を享受することをどう考えるか。健康面も含め、この部分が「住まい」を考えるひとつの分岐点なると感じます。
もうひとつ(+プラス)
25年前の「阪神・淡路大震災」。これを期に木造住宅の構造的な「安全性」に「根拠」を
持つように努めています。(法律上、鉄骨造やコンクリート造は「構造計算をし安全を
確認する」こととあるのに、「木造」は設計者の判断に任せる」 とは何は変ですよね。)
最後になります。
2000年頃から取り組みだした「性能住宅」。この住宅がなかなか普及しないことに、努力不足と皆さんへの説明不足を感じ、今回の内容に興味・共感のある方の「家づくり」に協力したい次第です。Thank you so much !
指田建設 Kazuri