住まい造り + (微動探査)
今では住まいを建築する際、「地盤調査」を行い事前に地盤の強さを知る事が
当たり前の昨今です。
その主流の方法が「スウェーデン式サウンディング試験」。
ビルなどと違い木造住宅の場合 体重(建物の全重量)は軽く出来ていますが、実際に建った時その土地(地盤)が自分の重さに耐えられる事を知る ことが調査の目的で、「不同沈下」などの原因に対する事前準備とも言えます。また言い方を替えると地表から下向きの強さを判定しているわけです。
さて、 + (プラス) の話です。(地震の時のお話)
ご存じのように、1995年の「阪神大震災」の頃から日本のまわりの地殻の動きが活発になってきていて、どこで大きな地震が起きてもおかしくない状態ですね。地震が起きると「震度○○弱 or 強」という情報が流れますが、この表示は地震に見舞われた地域全体の値ではなく観測地点の数値です。九州で起きた地震でも倒壊・損傷した建物の調査から(例えば)道1本へだてただけで被害の程度が違う現象があった様です。
これはなぜか?
それは、地盤にはその地層ごとの「揺れやすさ」という特性があり、それに起因してそうです。
この特性は学術的にも明らかなことですがこの性質を知り、住まいの耐震性に活かすことは考えられるも調査方法が未発達だったことのありました。しかし近ごろ「微動探査」という方法で調査が可能になり、まだ検討・研究の部分もあるようですが間違いの無い住まいづくりに一歩先進したのは確かなようです。
指田建設 Kazuri