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蔵 (土蔵) 屋根替え工事 – 05

大所の 「小屋組み付替え」 作業も完了し
ここからは屋根の仕上作業 「瓦 工事」 です。

葺替え工事なので、今までの使える瓦材は使用し
不足分は今ある同色の瓦で対応していきます。

まずは最後の砦、雨の降り方で瓦の裏側に回ってしまった雨漏れを
防ぐための「ルーフィング材の敷きこみ」 と 平瓦を止め付ける
「瓦桟取付」 です。

   

前にも書いたように、遣りかえるのだから「耐震仕様」の葺替えです。
平、一般部の瓦は1枚づつ釘止めし、(後から出てきますが) 棟部も耐震積み替えです。

またこの蔵は、屋根面の左右に丸瓦を用いた「くだり棟」というちょっとした「化粧」が
施されてました。それも復活です。  こんな感じ。

   
   

そして瓦葺きの最後に棟部分の積上げです。
耐震用の金物を取り付けまして

   

今回、棟の大きさ (瓦の段数) は、のし瓦7段 + 丸瓦1段 計8段積み。
こうなって・・・

   

こうなって・・・

   

こうなりました。

   

上の写真、瓦の間に挟んであるパッキン材もひとつの道具。瓦どうしがべったりしないように
すき間を全体の化粧として魅せるために入れてます。積上げ材料の「ナンバン土」が乾き次第
取る予定です。

以上、瓦工事編でした!